インチアップ のバックアップ(No.2)
自動車でタイヤに対し、「インチ」と表現する場合は、通常装着するホイールのインチ数を示す。 従って、インチアップとは、装着しているホイールのインチ数を大きくすることを示す。
ホイールのインチを変更するので、今まで装着していたタイヤも新たに装着するホイールにあわせて変更する必要がある。
インチアップをしても、タイヤの直径の変更は小さくするのが一般的であるため、タイヤのサイドウォールは小さくなる。 それらによって、メリットデメリットが生じる。
メリット †
- サイドウォールが小さくなり、ハンドル操作時にたわみが少なくなるので、操舵性が良くなる。
デメリット †
- サイドウォールにより吸収されていた振動が吸収されなくなり、ゴツゴツ感が増える。
- タイヤの体積が減るため、タイヤの対荷重(LI)が下がる。車体が重い車両の場合、タイヤのバーストの危険が高まる。対荷重(LI)を下げない対策としては、タイヤを若干太めにするという対応方法がある。